夜明けとともに始まる畑仕事。野菜の世話をしていると、お昼になる前からお腹が空いてきて、この野菜はどうやって食べようかと想像が膨らみます。そんな日々、最大の楽しみは、なんといってもお昼ごはん!そんな私たちの、野菜たっぷりのお昼ごはんを畑から紹介します。


グリルフェンネルのゆずマリネ

寒さが厳しくなるこの時期、地元農家さんの庭先には、ゆずがたわわに実をつけます。ゆず食べたいなぁと思っていたら、畑の地主さんから、ゆずをお裾分けしていただけることになり、急遽、地主さん宅でゆずの収穫作業を行いました。山盛りのゆずを目の前に、農業やってて良かった!と小さな幸せを感じる瞬間です。
という事でさっそく今日は、グリルパンでしっかり焼いたフェンネルに、ゆずの絞り汁、オリーブオイル、塩、フェンネルの葉を混ぜ合わせたものをかけ、すりおろしたゆずの皮をちらしていただきました。グリルする事で引き出された、フェンネル本来の甘みを、ゆずとフェンネルのなんとも言えない爽やかな香りとともに味わいます。今回は間引きでたくさん収穫したミニフェンネルを利用しました。

古代エジプト、古代ローマでも栽培されていた記録のある、もっとも古い作物のひとつとされるフェンネル。
根茎や葉、種など全ての部位が食用として利用することができ、薬用としても世界中で重宝されてきた野菜の優等生。効能はたくさんあるようですが、主に胃腸の働きを活発にしたり、身体の水分調節、新陳代謝の促進等に役立つようです。