夜明けとともに始まる畑仕事。今頃は収穫物も多いので、野菜の世話をしているとどうやって食べようかと想像が膨らみます。
そんな日々、最大の楽しみは、なんといってもお昼ごはん!そんな私たちの、野菜たっぷりのお昼ごはんを畑から紹介します。
気がつけば、秋の虫が鳴く季節となり、夏に溜まった疲れが取れるように体に優しいご飯が食べたいなぁとふと思い立ちました。食材は、沖縄で昔から常食されていたというカンダバー。カンダバーは、サツマイモの葉っぱ、ジューシーは雑炊の事。早速、お鍋に玄米とたっぷりの水を入れて、じっくり煮込んでいきます。玄米がしっかり膨らんでおかゆ状になったころ、サツマイモの葉と茎と塩少々を入れて、少し煮込みます。カンダバーの葉は、加熱すると少し粘りが出てきます。カンダバーが馴染んできたら出来上がり。器に盛り、手作りの梅干しを乗せていただきます。
玉ねぎとジャガイモとなすをじっくり煮込んだ味噌汁と、白ハマグリの酒蒸しをおかずに。
強風や猛暑など過酷な環境でも育つカンダバーは、雑炊や味噌汁の具として、沖縄の人々の貴重な栄養源となっていたようです。
ビタミン類やポルフェノール、長い茎には豊富な食物繊維が含まれ、最近では青汁の原料になったりしているようですね。
今回カンダバーは、人参芋の葉茎を使いました。