夜明けとともに始まる畑仕事。今頃は収穫物も多いので、野菜の世話をしているとどうやって食べようかと想像が膨らみます。
そんな日々、最大の楽しみは、なんといってもお昼ごはん!そんな私たちの、野菜たっぷりのお昼ごはんを畑から紹介します。
20代の頃、一ヵ月半滞在したメキシコで、ハマってしまったメキシコ料理。どの料理も美味しくて、この国なら一生暮らしたいかも!と思ってしまうほど大好きになってしまいました。
メキシコの主食、トウモロコシの粉で作られるトルティーヤ。今回はトウモロコシの代わりに、地元つくばでお世話になっている田村さんご夫妻が栽培した蕎麦粉に水と塩のみを入れて。ほのかに蕎麦の風味のある、もちもちでふかふかなジャパニーズトルティーヤになりました。
トマトの赤、タマネギの白、コリアンダーの緑が、メキシコの国旗と同じ色で、メキシコの代表的なサルサ「サルサメヒカーナ」。今回は、オレンジ色の西洋トマト「ヴァレンシア」のオレンジ、イタリア野菜の赤長タマネギ「ロッサルンガ」の紫、「コリアンダー」の緑の3色で、作ってみました。ちょっと変わった「サルサメヒカーナ」。。。
カリッと炒めたエビ、サルサメヒカーナ、お好みでハラペーニョの酢漬けやアボガドをご一緒に!
ヴァレンシアオレンジのように、鮮やかなオレンジ色のヴァレンシアトマト。種の部分が少ないので、サルサにすると、見た目がとても綺麗に仕上がります。
このトマトはエアルーム品種(※)で、米国東部メイン州で、代々長い間、大切に受け継がれてきた家宝のような野菜なのです。遥か昔、「また来年も、この味が食べたい!」という想いで、大切に種子を穫り続け、毎年育て続けてきてくれたおかげで、今、美味しく頂けるのだと思うと、とても感慨深いですよね。
※エアルーム(Heirloom)という言葉は、英語で遺産や家宝など先祖代々伝わったものを意味します。日本でいえば、伝統品種・在来種と呼ばれるものです。ガーデナーやその家族が北アメリカに移住した時に持ち込まれ、アメリカ原住民や、アーミッシュなどによって栽培され続けてきたものです。