夜明けとともに始まる畑仕事。野菜の世話をしていると、お昼になる前からお腹が空いてきて、この野菜はどうやって食べようかと想像が膨らみます。そんな日々、最大の楽しみは、なんといってもお昼ごはん!そんな私たちの、野菜たっぷりのお昼ごはんを畑から紹介します。


プンタレッラと赤チコリの贅沢サラダ

今年は、例年より早く寒波がやってきたためか、プンタレッラの花茎は、数個しか肥大しませんでした。なので残念ながら、今冬は出荷できそうにありませんが、今日の畑ごはんは、その貴重な!?プンタレッラと美しい赤チコリ類を一緒に頂きます。生のままオリーブオイル、レモン、塩を合えるだけ。シンプルだけどとても贅沢。日本ではまだまだ珍しいイタリアのチコリたち。爽やかなほろ苦さやほのかな甘み、上品で繊細な味わいを楽しみます。

ローマの冬野菜プンタレッラ。イタリア語でプンタは「尖った」という意味。尖った中心の花茎(トウ)の部分を頂きます。カットした後アク抜きのために水にさらすると、シャキシャキとした食感に。

赤チコリの仲間で、豪華で華麗なバラのようなルシアプレコーチェ。カステルフランコの結球タイプです。

赤と白のコントラストが鮮やかなタルティーボ。こちらも赤チコリの仲間です。

 

チコリ類は、ミネラル(とくにカリウム)、βーカロテン、ビタミンCを含み、高血圧予防、動脈硬化予防効果などが期待できます。ルシアプレコーチェやタルティーボの赤色はアントシアニンで、眼精疲労の回復や抗酸化作用があります。